女性のうつの悩み

女性のうつチェック
近年大幅に増加している「うつ病」。私たちにとって聞き馴染みのある言葉になり、精神科・心療内科・メンタルヘルスクリニックなどの医療機関もかなり多くなりました。がん・脳卒中・心臓病・糖尿病などの4大疾患に、2011年からはうつ病もプラスされました。男性よりも女性の患者数が多く、性格的には責任感が強く完ぺき主義者の人が発症しやすいと言われています。ストレスの多い現代社会で強く生きていくためにも、定期的にセルフチェックを!心のサインを見逃さないで!

□毎日がつまらない | □何故か涙が出てくる |
□食欲がない | □常にイライラしている |
□眠れない | □テンポ良く話せない |
□疲れやすく無気力 | □ヒステリーになる |
□何かをしようという気にならない | □状況のせいにする |
□好きなコトをしていても楽しめない | □思考能力が低下している |
■該当なし・・ステキです!今の調子でがんばりましょう!
■1~3個・・黄色信号です。仕事もプライベートもがんばりすぎず、70%くらいの力で!
■4個以上・・赤信号です。早期発見のため、医療機関への早めの受診をオススメします!
私、うつかも・・・と思ったら
「自分でうつ病と思う人は、うつ病じゃない」とよく言われます。しかし、重度のうつ病は治すのにかなり時間がかかるのです。上のチェックシートで黄色信号・赤信号の人は、ぜひクリニックを受診して早めに対策を立てましょう。
うつ病かも・・・と思ったときに絶対にしてはいけないことが3つあります。まず1つ目は、自分を責めること。先ほどのテーマでも紹介した通り、責任感が強く完ぺき主義者の人がなりやすいと言われています。なんでこれができないの?こんなところでつまづいてどうするの!など、自分に厳しいため無理する結果になり状態は悪化します。2つ目は、自分が楽しいと思うことを我慢すること。しなきゃいけないことはできないのに、好きなことならできる・・・完ぺき主義者の人にはこれが歯がゆいのです。結果自分の感情を抑制し、状態が悪化します。3つ目は、薬やアルコールなどに頼ること。うつ病のときは、寝つきがとても悪くなります。そこで、睡眠導入剤やアルコールなどに頼ってしまうと、薬物依存やアルコール依存などの違う問題が出てくる可能性があるのです。
女性とうつの話
ストレス社会の今、うつ病などの精神疾患は珍しい病気ではありません。厚生労働省の調査によると、女性のうつ病の有病率は、男性の約2倍。8~10人に1人がうつ病だという結果が出ています。女性は、初潮・妊娠・出産・更年期・老年期など、さまざまなライフサイクルを経験するもの。女性ゆえに感じるストレスが、うつ病の発症を高める原因と考えられます。うつ病は、重度になると完治するまでにかなり時間がかかる病気です。より早く治療できるよう、ちょっとした体の変化や心の変化に気づいてあげましょう。