女性に多い冷え性について

女性に多い冷え性について

女性はなぜ冷えやすい?

一般的に、男性よりも女性の方が寒がりで冷えやすいというイメージはありませんか?もちろん個人差はあるでしょうが、実際に「冷え」に悩んでいる女性は多くいるようです。その原因について詳しく見ていきましょう。 女性は男性に比べると「筋肉が少ない」体つきをしています。実は筋肉には体を動かすだけではなく、熱を作りだすという大切な役割があるのはご存知でしょうか。熱を作り出す筋肉が少ないと、当然体は温まりづらく冷えを感じやすくなります。つまり、男性よりも女性が冷えやすいのは、筋肉量が少ないからというのが理由のひとつといえるでしょう。

女性ホルモンは関係がある?

黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)に代表される女性ホルモンの乱れも冷えの原因になることがあるようです。女性は月経に伴い一定の周期でこれらのホルモン量が変動しています。しかし、女性ホルモンの分泌が乱れると自立神経のバランスも崩れ、冷えを含むさまざまな支障が心身に発生するのです。 女性ホルモンの分泌が乱れる原因は、過度なダイエット、ストレス、出産、更年期、服薬など多くのことが考えられます。もしかすると、心当たりのある方がいらっしゃるかもしれませんね。

冷え性対策

巷には、冷え性改善を謳った食品やサプリメント、雑貨などが多数あります。効果の感じ方には個人差があるため、自分の体質や生活習慣、予算などに合う対策を取り入れることが大切です。 ここでは、比較的生活の中に取り入れやすい対策をご紹介します。ポイントとなるのは「体を内側からも外側からも温める」ということです。

【適度な運動をする】
運動をして体の筋肉を動かすと、体温が上がりやすいだけではなく血液のめぐりも活発になります。手足が冷えやすい末端冷え性にお悩みの方は、指先まで血流を行き届かせることで改善できるかもしれません。 また、運動を習慣化すると筋肉量が増えるため、体温を上げやすい体づくりに繋がります。引き締め効果も期待できるので、ボディラインが気になる方にもおすすめです。 しっかり運動をする時間がとれないという方は、日常生活の動作に負荷をかける習慣を持つと良いでしょう。

<日常生活でできる運動>
・エレベーターやエスカレーターではなく階段を利用する
・電車やバス利用の際、目的地のひとつ手前で降りて歩く
・デスクワーク中は意識して姿勢を正し、背筋と腹筋に負荷をかける
・家事をする際、あえて不自由さを設ける
※洗濯物を干すときに腰よりも下の位置へ洗った物をスタンバイさせ、しゃがむ動作を取り入れる
※床の拭き掃除にワイパーを使わず、四つん這いになって雑巾がけする等…

【体を外側から温める】
体の外側から熱を加えることは、冷え解消に即効性があります。同時に、体が温まった状態を維持するための工夫も大切です。具体例を見ていきましょう。
・防寒効果の高いアウターと保温性のあるインナーを着用する
・衣類の上からカイロを貼り、そのうえにさらに重ね着する
・シャワーで済ませず浴槽に浸かり体をじっくり温める
・入浴後は湯冷めしないよう体についた水分をしっかり拭き取り、すぐにヘアドライする

【体の内側から温める】
食事をした後、体がポカポカしてきた経験はありませんか?これは、食べたものを消化しようと胃腸が運動することで、体が温まってくるからです。つまり、しっかりと食事を摂るということは、栄養摂取だけではなく冷え対策にも効果があるといえるでしょう。 なお、香辛料には体を温め発汗を促す作用があります。辛い料理が苦手でなければ、献立に加えてみてはいかがでしょうか。

このように、普段の生活の中のちょっとした心がけで冷え性は改善できる可能性があります。自分に合うやり方を見つけるのも楽しみのひとつだと思って、気軽にトライできると良いですね。

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  • 冷え性に悩んでいる女性のみなさん、日常の少しの工夫で改善できるのであれば嬉しいですよね。冷えの原因にはさまざまなものがあります。自分が冷えやすい理由を把握したうえで、食事や姿勢、運動などを通して体の内側からバランスを整えていきましょう。